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by popo.chibikichi
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アウトレイジ

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ヤクザ映画?splatter movie?
初めて北野映画を面白いと思った作品。
そして
初めて椎名桔平をかっこいいと思った作品でもあります。

洋画のスプラッタ系を観ても
わりと平気なんだけど
何故か暴力シーンが痛い、痛みが伝わってきて
正視できなかった。こういう経験は初めて。
そんだけ生々しかったのでしょう。
で、これが北野武の才能なのではなかろうか。

北野監督がインタビューで
こういう暴力シーンが社会に対する影響をどう思う?
的質問をされ
世の中の大半の映画は、愛や優しさや平和をテーマに作ってあるのに
実際そういう世界になっているか?
というようなことを答えたそうなんだけど

確かに。

私は戦争映画やホラーや暴力シーン満載の映画が好きでよく観る。
もちろん美しく愛にあふれた映画も好きでよく観る。

自分の中にどちらの要素もあるのです。

この作品にも両方あったような気がする。
風景の美しさ、映像の美しさ。
暴力シーンの生々しさとのバランスが絶妙でした。

それから「理不尽」ということ。

よく何も悪いことをしていないのに何故こんなめに合うんだろう?
って台詞をきくけれど
いい人だから良い目にあうとか、悪い奴だから天罰がくだるとか
本当に人生ってそんなもんじゃなくて。。。
(だからこそ私はスーパーマンが好きなんだけど
正義は勝つ!悪は滅びる!アメリカ万歳てきな)

そういう点でもこの作品は生々しかった。
でも唯一いえることは
頭のいいずるがしこい奴は生き残る。。。
by ochichiro | 2010-06-17 15:01 | 映画・ドラマ